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マーケティングxアメリカ人成功者のマインドセットxヒプノセラピーで自分の価値・個人の力を高めるヒントを紹介

【自分の価値を高め方を考えよう】

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人生100年時代とか働き方改革だとか言われている今だからこそ、改めて、そしてちゃんと自分の価値の高めかたに向き合おう!

 

学生のうちは基本的には仲の良い友人とかサークルとかのつながりがあればよかった。ところが、社会人になるとそうはいかない。会社の上司や取引先、はたまた業界団体など、本当に多種多分野にわたる人たちとつきあう必要があります。そこに仲がいいとか同じ趣味とか存在しませんよね。その中で、この人ともう一度話してみたい、会ってみたい、面白そうだと思わせることができなければ次の展開にはいきません。次の展開とは、昇進、事業拡大、新規取引などです。

そのもう一度会ってみたい、面白そうだ、この人の話はためになりそうだと思わせる源泉が自分の魅力であり価値なのです。今日はこのテーマについてお伝えします。ちなみに、人間的価値のことではありません。あくまでもビジネスパーソンとしての価値という意味です。

 

稼ぐ力

アメリカではファイナンシャル・アセット、つまり金融資産の話が日常的によくでます。短期間でたくさん稼いで早くリタイアするというのが昔からのアメリカ人の理想の人生だからです。不動産だ、株だ、債権だとか人によっていろんな意見があります。しかし成功者の多くは「もっとも重要なファイナンシャル・アセットはearning abilityである」と断言します。earning abilityとは稼ぐ力です。稼ぐ力があれば会社と対等に条件交渉することができます。極端な話、会社から満足な条件が得られなければ他に行けばいい、と強気に出ることができるからです。

そのために、自分の稼ぎを伸ばすことに直結する特定分野のスキルの習得はもちろんのこと、自己肯定感を高めたり、自己効力感を高めたり、はたまた対人能力、プレゼン、セールスなどの能力を上げるためにお金と時間をかけます。自己投資ですよね。自分のいる分野でトップ2割に入れば全体の8割の利益を獲得できるグループに入ることができると信じてやっています。稼ぐ力をつけるのはビジネスパーソンであれば国や働いている環境に関わらず全員が身につけるべきことです。これだけ技術の進歩が激しかったり消費者ニーズが細分化されていると、特定スキルを追いかけることももちろん大事ですが、なにをやっても「あなただから頼みたい」と思わせる自分独自の価値が稼ぐ力に近いところにあります。

時間管理

誰でも1日は24時間。時間はどこに住んでいようが、何をしていようが全ての人に与えられた平等なものです。なのに成果に差が出るのはなぜでしょうか。大きな要因の一つはその管理の仕方です。予想以上に成果に繋がらない時間を過ごしている人が多いという事実があります。会社に入ってのおしゃべり、ネットサーフィン、長い昼食、コーヒーやタバコなどです。 もちろん会社の同僚とのおしゃべりの中から仲間意識やアイデア創発というプラスのことが生まれることを否定するわけではありません。しかしながら、多くの人はそういった時間を過剰にとっていると言わざるを得ない状況です。世界的な富豪であり最も成功した人の一人であるウォーレン・バフェット氏は「1週間に入れる予定は3つだけ」「できるだけ会議で時間をつぶさない」という方針だそうです。そして毎日の時間配分は「考えること」に8割、残りの2割を会議や電話、メールなどにあてるとのことでした。目標を立ててその目標に最短距離で行ける時間の使い方をすること。この管理ができる人が自分の価値を高めていける人ではないでしょうか。

 

思考管理

ビジネスをしていると(いやビジネスに限らずですが)、我々の周りにはありとあらゆることが起きます。いいこと、悪いこと、とってもいいこと、最悪なこと、本当に色々なことが起きますよね。これあなただけに起きるんでしょうか?いいえ、誰にでも起きていることですよね。なのに状況を成果に変えて行くことができる人と、状況に飲み込まれてしまう人がいる。この違いは思考の管理です。

起きたことに対して、それをどう受け止めてどう考えて行動に移すか。このプロセスの違いが結果の違いです。そして、誰でもが自由に変えることができ、それが成果に直結しやすいのが、「どう受け止めてどう考えるか」つまり思考の管理です。思考が変わると次の行動が変わります。次の行動が変わると、さらに先の行動が変わります。そして結果が変わっていく。なので、「起きたことをどう受け止めてどう考えるか」という思考の管理があなたの価値を上げるためにとても重要なことになります。

 

変えられるものと変えられないもの

あなたの彼女が「迎えに来て」っていうから駅までクルマで迎えに行った。行く途中に横道から急に車が出てきて追突された。これ比較的よくあることですよね。その際、追突されたということは、残念ながら「変えられないこと」なのです。なのに「何でこのクルマ急に出てきたんだよ!」とか「そもそも何であいつ迎えに来いって言うんだよ!」などと言ってるうちは、あなたは「変えられない事実」を受け入れていません。受け入れられない間は、次の行動に対する建設的なアイデアは生まれません。アイデアを生むための思考にシフトできていないからです。結果をできるだけ建設的な成果が変えるためには、「変えられないものは変えられない」として受け入れる。そして、その時点からベターな結果を出すための建設的な思考と行動にいち早く自分のフォーカスをシフトすることがとても大事です。横道から急にクルマが出てくる、こんなことビジネスではしょっちゅうですよね。

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環境

人間は超後天的な生き物です。 大昔、狼に育てられた少年がある時発見されたと言う記事を読んだことがあります。その少年は狼のように四つ足で歩き、狼のように吠え、狼のようになま肉を食べていたそうです。人間の子供なのに、狼に育てらるという後天的な要素に影響を受けたからなんですね。一方、生まれたばかりのオオカミを引き取って人間だけが育てたらどうなるでしょうか。人間のように二足歩行し、人間の言葉をしゃべり、となるでしょうか?そんなことありませんよね。やはり狼は狼のままです。このように人間だけがとてもとても後天的な要因によって形作られるいきものなのです。

なので自分の価値を高めていきたいならば、価値の高い人たちと一緒に過ごせる環境に身をおくべきです。その人たちと同じものの考え方を身につけ、同じ行動をとり、同じ速さで動く。これによって自分が変わっていく。このメカニズムを分かって上で、自分の今の環境を考えてみるのはどうでしょうか。

 

この5つはどれも自分がやろうと思ったらできることです。誰かに頼む必要もありません。大きなお金をかける必要もありません。いつからでも、どこにいてもできることです。

自分の価値を高めるためにやるべきこと。ぜひ試してみてください。

 

では

【知らないと損する?非破壊的な市場創造】

今日はちょっと書籍の紹介をしますね。

 

世界で44ヶ国語に翻訳され360万部以上売れた『ブルーオーシャン戦略』の続編とも言うべき『ブルーオーシャン・シフト』です。

 

前作の『ブルーオーシャン戦略』は、日本では2005年に初版がリリースされ、

その後2015年に新版として事例も大幅に追加され発売されたと記憶しています。

 

血みどろのようになった競争の激しい市場(レッドオーシャン)で勝負するのではなく、新規需要が期待でき競合のないブルーオーシャンを創造することが

成長と収益をもたらす。


このコンセプトは相当な登場感を持って受け入れられました。

 

今回の『ブルーオーシャン・シフト』も前作同様Wチャン・キムとレネ・モボルニュの経営大学院INSEADコンビが書いています。

 

前作同様かなりの話題になりそうですが、日本語版発売の一足先に気になった部分についてご紹介させて頂きますね。

 

ひとことで言うと、前作のコンセプトを発展させて、どうすればブルーオーシャン市場にシフトできるかについて、より実践的なガイドブック的な仕立てになっています。

 

そこでキーになるのは、「非破壊的創造(nondisruptive creation)」という考え方です。

経済学用語として確立されている「創造的破壊」やイノベーションモデルとして注目されている「破壊的イノベーション」。


これらは成長市場を作るとてもパワフルな方法だとしながらも、非破壊的な市場の創造もビジネス機会の活用という意味では必要であると説いています。

 

「破壊的」な考え方は、優れた商品がこれまでの商品に取って代わることが市場の創造と成長をもたらす方法であるとしていました。しかし、それだけではせっかくのビジネスチャンスを喪失してしまう可能性があると言います。

 

ブルーオーシャンにシフトすることで、既存市場も破壊することなく新しい市場も開拓していきましょうという考え方なんです。

 

その具体例として紹介されているのがライフコーチというビジネスやセサミストリート、グラミン銀行などです(もっと紹介されていますが)。

 

ライフコーチというビジネスは既存のどんな市場も破壊することなく創造されました。いまではアメリカで二番目に急成長している領域で、その市場規模は20億ドルであると言っています。

 

また、『セサミストリート』は幼児教育市場に新しいエデュテインメントというブルーオーシャン市場を作り出しました。その過程で、幼稚園での教育や図書館という場、親がやっている本の読み聞かせという行為や市場を破壊して代替させたわけではありません。

 

さらには、バングラデシュのグラミン銀行です。

貧困層に無担保で少額の貸付をして起業支援するというこのビジネスモデルも既存の金融業界を破壊したわけではありません。誰も考えていなかった領域を新しい可能性のある市場とみたという点でブルーオーシャンにシフトした事例として挙げています。

 

本書ではイノベーションについてもこのように言っています。

最近は「テクノロジー」のイノベーションが注目される傾向にあるが、本当に重要なのは「価値」のイノベーションであると。

 

その事例として挙げているのが、やや古い感じがするのは否めませんがPCやVCRです。

PCを最初に作ったのはMITSという会社です。しかし、市場を席巻したのはAppleでありIBMでした。


またVCRを発明したのはAmpexです。しかし、VCRと言えばソニーやJVCという認識になり、Ampexはビジネスでは勝者にはなれなかったという事例です。

 

何が言いたいかというと、テクノロジーという点で画期的な製品だとしても市場に投入するときは、ビジネス視点で「価値」を再定義しなければならないということです。

 

当たり前と言えば当たり前ですが、これをブルーオーシャンにシフトするという視点で話を展開していっているんですね。

 

なのでスターバックスも、コーヒーに新しいテクノロジーを導入したわけではないのに、サードプレイスという「価値」を提供したことで新しい、当時競合のなかったブルーオーシャン市場に出ていくことができたと。

 

最後に(本の中での最後ということではありませんが)、ブルーオーシャン・シフトを起こしていくための3つの要素を以下のように挙げています。

 

①市場の見方を変えてみること

ブルーオーシャンにシフトするには、市場の見方を変えてみることです。

同じものをみてもチャンスと見る人とそうでない人がいます。同一市場でも違ったアプローチをすればブルーオーシャンになる場合もあります。なので、チャンスを掴めるような見方に変えなさいということです。

 

②市場創造のためのツールを用意すること

ツールとは質問であり考え方のフレームワークのこと。事業のあり方や市場の既成概念をどう変化させていくか。これまで顧客ではないと思っていた人たちをどう掘り起こして需要喚起させるか。収益を生むビジネスモデルを作り出すためにどんな新しい視点が必要か。それらがブルーオーシャンにシフトするための土台を作っていくとしています。

 

③人の視点でものごとを見直してみること

組織をブルーオーシャンにシフトするためには、超えるべき内部のハードルがあるとしています。人は常に現状維持を好む傾向があるとする、考え方のハードル。組織内にある派閥やサイロなどの、政治的ハードル。やるべきことより、達成のためにかかる努力や大変さについつい目がいってしまう、モチベーション上のハードルです。どれも組織体というよりも、人に注目しています。組織をブルーオーシャンへシフトためには、それを構成している人、さらには人の感情や心理的なことをも考慮すべきだと言っているんですね。

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競争の厳しい市場にあえて乗り込んでいくのではなく、その市場を否定することなしに作戦感をもってブルーオーシャンにシフトしていく。我々は経営資源(人・もの・カネ)が限られているのですから、この考えかたはありですよね。

では

LAコンサルティング

赤羽

laconsultingpartners.com

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経営者が一度は考えてみた方がいい【逆張り戦略とは】

商売の定石は人と違うことをやること。

つまり逆張り。

 

常識や流行などに隠れているニーズをすくい上げて

メインストリームと違うことをやる。

 

よく「逆張りの経営戦略」という言葉を

耳にするぐらいだから「あり」なのだろう。

 

もちろん人と違うことをやるわけだから、

リスクはあるし苦労もある。

しかし当たった場合、大化けするのもこの戦略。

 

もっともこれには経営者の性格やメンタルが

大きく影響する。

 

メインストリームを行くいわゆる「順張り」をしても

「逆張り」をしてもビジネスにおいては

想定内外の課題や問題に必ず直面する。

 

であればマーケティングの基本的な分析をした上で

最終的には自分の性格や想いで

えいやっ!と決めるのもありではないだろうか。

 

商品やサービスに力があると信じていれば、

そして何よりもそれが正しいことだと信じていれば、

逆張り戦略の有効性は計り知れない。




 

このファストファッションブームの中で、

 

サステナブルファッションを標榜したビジネスがある。

まさに逆張りの経営戦略である。

 

イギリスで創業したトム・クリッドランドだ。

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Tom Cridland

https://www.tomcridland.com/

 

コンセプトは
「世界一サステナブルなファッションブランド」
 

とにかく長持ちする服を作っている。

 

イタリアンコットンやウール、カシミアという素材を

ハンドクラフトで製品化。

 

30年は使えるいうのが謳い文句。

だからもちろん地球環境にも優しい。

 

レオナルド・ディカプリオ、ベン・スティラー、

ロッド・スチュワートなどそうそうたるスター達も
顧客だ。

 

商売を始めた2014年以降

毎年3億円近い売上を叩き出していた。

 

しかしイギリスのEU離脱が正式に決まった時、

ビジネスを拡大していくには

アメリカという大きな市場に目を向けるしか

ないと強く思った。

 

そのためにはまずはPRすること。

なにしろアメリカでは全くと言っていいほど

認知されてなかったからだ。

 

PR会社に相談したり見積もりをとったりしたが、

いろんな面で折り合いがつかず。

 

仕方なく、仲間と3人でアメリカの

メディアツアーに出ることにした。

 

レンタカーを借りて22都市の巡回。

東はボストンから西はラスベガスまで。

 

宿泊先はAirbnb。

22都市のメディアツアー全体の費用は

70万円足らず。

もちろん3人でだ。

 

どの場所に行っても地元のレポーターや

メディア会社に突撃売り込みをかけた。

 

この努力が奏功し、ほとんどのメディアが取り上げてくれた。

おかげでオンラインでの売上はそれまでの10倍に跳ね上がり、

今ではアメリカの売上はビジネスの半分以上を

占めるようになった。

このファストファッション全盛の時にである。

 

まさに逆張り戦略が上手く働いた事例と言える。

 

因みに、このメディアツアーには予想外の副産物もあった。

PRのノウハウだ。

 

PRに関しては全くの素人であったが、

メディアに働きかけて記事やニュースにしてもらうこと。

それを体当たりで試行錯誤しながら22都市でやったことが知見として

ある種体系化されたのだ。

このノウハウを活かして彼はPR会社を立ち上げた。

 

もちろん、このPR会社のメインクライアントは自社のブランドだが、

他社からの依頼も受けるとのこと。

 

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この事例から2つの学びがあると思う。

 

一つは逆張り戦略について。

創業者のトム・クリッドランドは2014年23歳の時、

「好きなものを長く着る」ことの価値を信じて

借金をしてサステナブルファッションブランドを立ち上げた。

何度も言うようだがファストファッション全盛の時にである。

今ではフォーチュン誌のCool Companyにランキングされるほど

になった。

 

もう一つは、行動力の価値だ。

ある事態に直面したら、悩んでないでとりあえず

一歩踏み出すと、そこには踏み出さなければ

見えなかった景色が広がっていること。
彼にとってPRの領域がまさにそれ。

 

どんなに会社の規模が大きくなったとしても

心に留めておきたいことだ。

 

では

 

LAコンサルティング

赤羽
http://laconsultingpartners.com/

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